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保険薬局トレンドリポート

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かかりつけ薬剤師を目指して~私のまちの健康ステーション

 
新生堂薬局 室見店
管理薬剤師
谷 美樹 先生(写真:右)
 
新生堂薬局 室見店
栄養士
釜田 阿希子 さん(写真:左)
(福岡市早良区)
福岡県を中心とした北部九州エリアでドラッグストアと調剤薬局を展開する新生堂薬局では、お客さまの悩みを汲み取った上での最適な服薬指導やセルフメディケーションについてのアドバイスが評判を呼んでいます。今回ご紹介する福岡市早良区にある室見店は、平成22年5月に開局。以来、店舗でのイベントを定期的に開催するほか、接客の良さがクチコミで広がり処方箋枚数は右肩あがり。さらに、門前以外の広域処方箋も多く、扱う病院数はひと月100件を超えるそう。その背景を管理薬剤師の谷先生、栄養士の釜田さんに伺いました。
クチコミで評判が広がり処方箋枚数もアップ
—ドラッグストアと調剤薬局が併設されており、とても広々としたきれいで明るい店舗ですね。

谷先生:
 お客さまからも店舗や駐車場が広いので利用しやすいというお声がよく聞かれます。当店の場合、ドラッグストアに寄りがてら、鞄の中に入っていた処方箋を取り出して受け取り出来ることを知った、というケースも多いですね。ですので、門前以外の病院からの処方箋がとても多いというのも特徴です。全体の3割、数にしてひと月400件ほどです。


—たまたま立ち寄ったお客さんがリピーターになるというのも、貴店の特徴と伺いました。どんな秘訣があるのでしょうか。

谷先生:
 どんなお客さまに対しても一人一人親身になって話を聞き、薬のプロとしてアドバイスをし、正しい服薬指導をしようというのは常日頃心がけています。例えば、お客さまの顔を見て「顔色、優れないようですが体調は大丈夫ですか?」と話しかけたり、残薬がありそうな方には「お薬ちゃんと飲まれていますか?おうちに残ってはいませんか?」と自分が見て感じたことを正直にお話しします。そうすると、「実は…」と皆さん口を開き、お医者さまには打ち明けられなかったことなどを話してくださります。そうした会話を積み重ねていくと、次回いらっしゃったときには今度はご自分から「最近、調子悪くて」と打ち明けてくださったりします。こうしてリピーターになってくださる方が多いですね。また、そうした方がクチコミとして自分の家族やお友達など周囲の方にすすめてくださって、知り合いから紹介されたと来て下さることもあり、本当にありがたいです。


—クチコミで広がるというのは本当に素晴らしいことですよね。それだけの信頼感を得ていらっしゃるという証拠です。

谷先生:
 ありがとうございます。信頼を得てもらうのに大切なのは、薬剤師としての確かな知識とお客さまの命に関わっている仕事に就いているのだという使命感だと思っています。


専門知識を服薬指導や処方提案に活かす
—貴店では漢方の相談も受け付けているそうですね。

店内の様子谷先生:
 はい。私が漢方薬認定薬剤師の資格を取得しております。漢方に関しては、婦人科系の悩みを持っていらっしゃる女性のお客さまからのご相談が多いですね。ドラッグストアにも漢方薬は置いてあるのですが、どれを買ったらいいか分からないという方がほとんどです。そうした方には症状を聞き、病院の受診をすすめる場合が多いです。そして、おすすめの漢方薬を記載した「紹介カード」をお客さまにお渡しし、ご自身から受診先の先生にお渡ししてもらうんです。そうすれば、先生にも「こんな漢方があるんだ」と分かっていただけます。こうして、薬剤師から処方提案をすることも実践していることのひとつです。漢方薬に限らず、患者さんの処方内容や提案を薬剤師から先生へフィードバックする体制が当たり前のように行われたらいいな、とも思っています。


—入りやすい、親しみやすい、という以外にこうした専門性やプロ意識も評判を呼ぶ要因なのですね。

谷先生:
 以前、排尿障害があると打ち明けられたご年配の患者さんがいらっしゃったんです。でも、「病院には行きたくない」と。そこで、何度か会話を積み重ねていき、「そろそろ決心して、大きな病院で診てもらってください」とお話ししたところ、しばらく経ってその患者さんがいらっしゃって、「前立腺がんだった」と。

また、睡眠薬を処方されている患者さんが、まだ以前の分も飲みきらないうちに新たな処方箋を持っていらっしゃることがありました。話をよく聞くと、「1錠では眠れないからもっとほしい」とおっしゃるんです。そこで、「このお薬は、何錠飲んでもいいものではないんですよ。間違った飲み方をすると副作用が起こり、もっと症状が重くなることもあります。まずは、先生に今の状況を説明し、処方も変えてもらいましょうよ」とお話しし、結果的にお薬を出さなかったこともあります。処方箋通りにお薬を渡し、飲み方と効果を伝えるのは誰でもできること。そこから、いかに指導できるかできないかは薬剤師次第です。専門知識をいかに、地域の皆さんの役に立ててもらうかも大切なことではないでしょうか。

 
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