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保険薬局トレンドリポート

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地域に溶け込み、住民と心を通わせる面対応薬局を目指して

日本調剤株式会社
藤沢薬局(現在は辻堂薬局勤務)
管理薬剤師 河内 貴衣 先生  
日本調剤株式会社
藤沢薬局(現在は辻堂薬局勤務)
管理薬剤師 河内 貴衣 先生
 
(神奈川県藤沢市)

 調剤薬局チェーンの大手、日本調剤株式会社の面対応薬局第一号店として、2009年12月に開局したのが今回ご紹介する藤沢薬局です。薬局が患者さまの薬を一元管理することでより深く患者さまと関わり、薬剤師が地域に密着したケアができるのが面分業の最大のメリットです。開局から2年間の取り組みと現状、そして今後の展望について薬局長の河内貴衣先生にお話を伺いました。

存在感を醸成する地道な取り組みからスタート
—河内先生は、藤沢薬局の開局時より管理薬剤師として面対応に取り組んでいらっしゃったとのことですが、当初、ご苦労された点などありましたか

藤沢薬局 河内先生:
 2年前に当店が開局する以前は、ずっと門前薬局に勤務していましたので、私自身、面対応の薬局づくりというのが初めての経験で、最初は薬局の存在を地域の皆さまに知っていただくことからスタートしました。まずは、近隣のクリニックの処方箋をお持ちになった患者さまに、次回も当店を選んでいただくことが大事だと考え、丁寧な薬剤の説明や服薬指導を心掛けました。そうすることによって、一度来ていただいた患者さまが、徐々に総合病院など他の医療機関を受診された際の処方箋もお持ちくださるようになりました。実際に、一人の患者さまが複数の処方箋をお持ちの場合はとても多く、なかにはご家族の分までお持ちになる方もいて、その数は相当なものになります。開局当初は、当店から1.5km圏外の医療機関の処方箋が全体の44%だったのですが、今では62%に増えています。1.5km圏内の枚数は変わっていないので、それだけ遠方の医療機関の処方箋も当店へお持ちいただけるようになったのだと思います。


—その点、貴店舗は商店街が近くにあるため、買い物の途中に寄られる方も多いのではないでしょうか

河内先生:
 そうですね。クリニックから直接お越しになる方もありますが、「買い物のついでに」「帰宅の途中に」と立ち寄られる方も多くいらっしゃいます。薬をもらうのは毎日の買い物とは違いますので、「いい薬局だから」といって翌日また来てくれるわけではありません。普通は次の処方箋が交付される時ですから、患者さまの反応が分かるのは1カ月後くらいです。今のやり方が間違っていないか検証したくてもできないもどかしさはありましたが、数か月後や1年後には必ず成果が出てくるはず、とスタッフと励まし合い、粘り強く取り組んできました。

 
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