田辺三菱製薬Medical View Point 医療関係者向け情報

印刷

ID

パスワード

※パスワードを忘れた方はこちら

HOME の中の 薬剤師サポート情報 の中の 保険薬局トレンドリポート の中の 24時間緊急対応できる在宅支援薬局として地域チーム医療へ貢献 の中の 在宅支援薬局として地域医療の受け皿に



保険薬局トレンドリポート

24時間緊急対応できる在宅支援薬局として地域チーム医療へ貢献

ファーマシィさんて薬局
薬局企画本部 薬局企画課
在宅支援係長
山根 暁子 先生(写真右)
さんて薬局
薬剤師
池田 美由紀 先生(写真左)  
ファーマシィさんて薬局
薬局企画本部 薬局企画課
在宅支援係長
山根 暁子 先生(写真右)
 
さんて薬局
薬剤師
池田 美由紀 先生(写真左)
(広島県福山市)

 広島県、岡山県を中心に保険薬局を全国展開する株式会社ファーマシィ。そのなかでも広島県福山市にあるファーマシィさんて薬局は在宅訪問専門の薬剤師を配置して24時間緊急対応できる体制づくりに努めています。高齢化が進み2025年には65歳以上の人口が3割になるといわれている現代。患者さんのニーズが切実で社会的にも拡大が期待されている在宅医療に、薬剤師の職能を駆使し体当たりで取り組んでいる保険薬局の実態をご紹介します。

在宅支援薬局として地域医療の受け皿に
—さんて薬局様の概要や方針についてお聞かせください

山根先生:
 「さんて」とはフランス語で健康を意味し、「地域の健康を支える」をコンセプトとして平成11年8月に開局しました。当初はアトピー性皮膚炎や気管支喘息を持った乳幼児等が安心して利用できるアレルゲン除去食品や日用品を取り扱うアレルギー対応薬局としてスタートを切りました。現在、在籍する薬剤師は3名。扱う処方箋は月に1,000枚ほどです。


—貴局が在宅支援薬局として新たな一歩を踏み出すまでのいきさつとは

クリーンルーム(無菌調剤室)山根先生:
 ここ福山市は在宅医療に関しては後進地域でした。医療業界では2025年問題がささやかれるなか、福山市に本社がある当社の社会的使命として在宅医療の受け皿となる保険薬局を目指そうと、採算度外視で在宅支援薬局としての一歩を踏み出したのです。具体的に大きく前進したのは平成22年。地域で在宅専門として知られる医師の後押しもあり、クリーンルーム(無菌調剤室)の設置を機に、「地域の在宅医療を支える在宅支援薬局」としてスタートすることになりました。現在では緩和ケア患者さんを中心に月間200件以上の訪問指導を行っています。


—在宅支援薬局としての特徴はどのようなことが挙げられますか

山根先生:
 いちばんの特徴は地域の医療施設と連携を密にしたチーム医療を行っている点です。当薬局は平成23年度チーム医療実証事業にも参画しており、在宅療養支援診療所、訪問看護ステーションと連携して、薬局・薬剤師の職能拡大に向けた新たな取り組みを実施しています。そのほかにも「24時間365日医薬品の供給が可能」「クリーンルームを備え、無菌調剤が可能」「訪問指導業務専任の薬剤師を配置」などが挙げられます。


—「24時間365日の医薬品供給」は、3名の薬剤師で対応するには負担も大きいのではないでしょうか

山根先生:
 実際は近隣地区の20名程度の有志を集い、輪番で対応しております。その中で事前にチーム内で情報を共有し、緊急の対応をできる限り少なくするプランニングを行うことで、実働の負担を軽減しています。


—クリーンルームを備えることで緩和ケア患者さんにも十分に対応できているそうですね

山根先生:
 訪問件数は施設と個人宅を含めて月に200件になります。内、個人宅の半数は緩和ケアの患者さんで、がん治療を受けながらご自宅で療養される方たちです。以前は患者さんが経口薬を服用できなくなった時点で薬剤師が関与できることがなくなり、チームのなかで自分たちだけがフェードアウトしてしまう状況でした。ところが、昨年8月にクリーンルームが設置され、末期がん患者さんに対する医療用麻薬の注射剤や高カロリー輸液の調製を行えるようになったおかげで、最後までチームの一員として患者さんのケアに関われるようになったのです。


—訪問指導業務専任の薬剤師を配置しているということですが、どのような活動なのでしょうか

在宅医療山根先生:
 現在は私が訪問指導業務専任薬剤師として、在宅医療に専念しています。他の薬剤師は薬局で調剤などの業務を行いますが、私の場合は医師や患者さんから緊急の要請があれば対応できる体制を整えています。たとえば初回および緊急時の往診には極力同行するのはもちろん、往診により急に薬剤が必要になってもすぐに届けられるシステムを構築してあります。この24時間365日によるフル体制は患者さんや医師をはじめ各方面から高い評価を得ています。通常の訪問はひとりの患者さんあたり月に2回ほど。緩和ケアの場合は毎日訪問することもありますが、大切なのは医師が訪問できない間の患者さんの状態を正確に伝えることだと考えています。

1/2
次へ

 
保険薬局トレンドリポート メニューへ戻る保険薬局トレンドリポート メニューへ戻る
在宅支援薬局として地域医療の受け皿に
    他の医療機関と連携し、チーム医療に参画
患者さんや家族と接することで在宅医療の必要性を実感

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。

ロイター・メディカル・ニュース iPhone/iPadアプリ

HOME の中の 薬剤師サポート情報 の中の 保険薬局トレンドリポート の中の 24時間緊急対応できる在宅支援薬局として地域チーム医療へ貢献 の中の 在宅支援薬局として地域医療の受け皿に

このページのトップへ

© Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation.